X40 買い増ししました。

部材は無駄にしたくない(笑)


それは突然に訪れた...

 X40 を持ち運んで使うようになり、やはり便利だな、と感じ始めていたころでした。ふとトイレに向かう際、足裏に異様な感触を覚えました。大きな不安を抱えながら足裏に存在したものを確認したところ、薄いかばんでした。(まさか...)と思いながらも中をあけてみたところ、X40 が鎮座しており、液晶には放射状の割れ目が走っていました........

 IBM の過激な負荷試験も耐えてきた ThinkPad ですが、さすがに 0.1t という重量を絶えるまでの強度はなかった模様です......

 無残に割れた液晶は、そのままでの使用ができるよう生易しいものではありませんでした。液晶交換は必須の有様で、相当な修理代を覚悟しなければなりません。X40 のために費やしたパーツの行き先も悩み始めなければなりません...

ということで、2代目買いました(爆)

 まあ、どういうことかというところもありますが、良い出物がありまして、入札したら、無事落札できた、ということですね。前回とほぼ同額での購入となり、修理するよりは安価にすみました。必要な部材は移して、活用することとしたわけです。

ThinkPad X40
CPU Intel Pentium M 1.5GHz
Mem 1.5GB(PC2700) 512MB+1024MB
HDD None
NIC Intel Pro/1000 1000BASE-TX
Wireless Atheros AR5002G 11a/b/g 54MHz
LCD 12.1 1024x768

 なんと、HDD なしのモデルです(笑)。というより、HDD をはずしての出品と呼んだほうが正しでしょうね。まあ、あっても使わないので、処分しなくてすむだけありがたいといえますね。CPU が高速化し、オンボードが 512MB になったことはありがたいです。

変更箇所

HDD

 もちろん、前のマシンから SSD を持ってきました。中身として大きく変わる部分は少ないので、そのまま入れ替えしました。同じ系統は楽でよいですね。

キーボード

 使いたくても使えなかったキーボード、今回はしっかり移植しました。きちんとした工具を使って正しくはずせば、問題なく換装できます。キーボード交換後、Windows 側のキーボード設定も変更することをわすれ、しばしの間、キートップとは違うパターンで使っていたのは、笑い話ですね。

OS

 移植後に Windows 7 に変更してみました。Windows 7 βの動作をみている限り、使えそうだという判断をしたわけですが、意外と快適に使えることに驚きました。相当のブラッシュアップを行ったと思われます。

 ただ、現在は、Windows XP に戻しています。理由としては、使おうとした USB Display Adaptor が、Windows 7 on X40 でうまく動作しなかったためです。これのために、X40 を Windows XP に戻しました。Windows 7 での動作が快適だっただけに、正直残念でした。

SSD 再換装

 実は、SSD を再換装しました。もともと中古で購入したので、書き換え制限に引っかかったのかと思われますが、そうではなく、単に容量を増やしたかっただけでした。ということで、32MB から 64MB の HPAM064G が現在搭載されています。

 SSD の容量を拡大したことにより、Vine Linux 5.1 を Dual Boot で導入しました。ただ、使用時間は Windows XP が非常に多いです。これは、出先で液晶TV への出力に使用することが多く、Linux 側ではうまく動作せられないためです。本当であれば、Linux ですべて片付けたいのですが、それはしょうがないところがありますね。

BlueTooth の搭載

 今使用している携帯電話 CA004 は Bluetooth 対応となっていました。一方で PC 側で Bluetooth に対応しているのは、ThinkPad T43 だけでした。このため、あまり BlueTooth への興味は湧いてきていませんでした。ただ、Bluetooth が利用できると、ケーブルなしで、Packet WIN での通信ができる、というところには、惹かれていました

 Packet WIN は結構な電力消費となるため、事実上充電しながら使わないといけない代物です。ところが、充電台は別売りになり、充電ケーブルと通信ケーブルがポートの取り合いになるという状態で、安心して通信を行うことができなくなっていました。そこで、充電しながらも利用できる Bluetooth に活路を見出すことにしました。

 Bluetooth による PacketWIN による通信は、非常に安定しており、CA004 がどこにあっても、問題なく使えるという状態でした。一番驚いたのは、デスクで CA004 を充電させている状態で、サイドテーブル上の PC から Packet WIN で接続できた、ということでした。確かに理論上は可能なのですが、実際に体験すると、心底驚きました。通信料金の定額化さえしていれば、どこでも通信が利用可能といえる状態でした。

 Bluetooth 、USB に変わるデバイスという感触も、決して誇大表現でもなくなってきている、と感じさせられました。

ウルトラベース X4

 状況しているときに、秋葉原めぐりをしていると、DVD Multi ドライブ搭載の Ultrabase X4 (中古)が売りに出ていることを発見しました。1.5万円であったので、即決はさけて、少し時間を置いたのですが、DVD Multi が魅力的だと気づき、購入を決意して向かったのですが、肝心の店の名前を失念してしまい、再びめぐり合うことはできませんでした。

 しょうがないので、QC PASS(だったと思う)にあった、DVD/CD-RW コンボドライブ搭載の Urtrabase X4 を 4,000円で購入しました。動作確認の意味で、安い DVD を購入して視聴確認ができました。CD-RW 機能については、東京にいる間に、CD-R を焼く必要があり、問題なく行えて、一安心しました。

 購入してから、2ヶ月ほど経過して、DVD を再生させたところ、なぜか再生できません。ドライブが壊れたのか、と思っていたのですが、その後リージョンコードが 1 で固定されていることが判明しました。なぜに英語圏のリージョンコードなのか、経緯はわかりませんが、国内向けの DVD が再生できないのはこれが原因だった模様です。

 Ultrabase X4 は、装着しても違和感がなく、普通の Note PC と同じように見えます。分離型モデルの走りである ThinkPad 570 などと比べると、そのスタイルのよさには、惚れ惚れします。欲をいえば、この中にバッテリまで入るとありがたいところですが、空間的余裕はなさそうですね。


Last Update is 2010/11/06. CopyRights Tazoe Kazuya 2010.