USB のメリットの一つには、活線抜差（HotPlug）が可能であること、があげられます。もちろん、私もこのメリットを活かすために USB にしたわけです。ところが、いざ CD-R を焼こうとすると、Windows が CRWP を認識しない、という障害が発生してしまいました。デバイスマネージャを開くと、［USB device ？ ] となっており、どうもインターフェイス部分が正しく認識されないために、その先にある CD-RW が認識されていないようです。
物はためしと、USB ケーブルを抜いてみると、デバイスマネージャからは表示が消えることから、HotPlug は有効に機能しているようです。しかし、なぜ認識されないのか、その原因は見当がつきませんでした。再起動してみても、ドライブアイコンは増えず、怪しい ［ USB device？] を削除して再度組込むも、状況が改善されず、なにが原因であるか、さっぱりつかめませんでした。
翌日になると、なぜか CD-RW は正常に認識されていました。Windows 特有の、突発性疾患だったのかもしれません。とはいえ、一時的なものであればほとんど問題ないですが、これが甘い見積もりでした。問題なく使用できるようになると、今度は浮気心が疼きはじめます。よせばいいのに、私は本体側の USB ポートで CD-RW を使えるように試みました。これがさらなる大誤算となりました。再び CD-RW が使用できなくなったのでした。状況としては、〔？USB device〕 となり、USB=ATAPI 変換部から先がまったく見えないのです。さらに悪いことに、ウルトラベース側の USB ポートに戻しても、状況の改善が見られなくなっていました。再起動を数回行ってみたものの、状況は一向に改善されませんでした。
数回の電源再投入の結果、なんとか、USB CD-RW が再認識されました。どうも Hot Plug をすることが、悪影響を与えているように感じられたため、(1) 接続はかならず Ultra base に行うこと、(2) 取り外し時には、必ず〔デバイスの取り外し〕を行う、を徹底することにしました。その結果、現時点では認識されなくなるというトラブルは再現していません。USB 系のストレージを使う場合には、きちんと〔取り外し〕を行うことが、必要なようです。
最近は車中で CD を聞くことがほとんどとなっています。CD を車載する際の問題点として、CD を傷める原因となることがあげられます。車は振動の宝庫であり、本来的には CD を再生することに適当とはいえません。ある程度緩衝機構により、衝撃を吸収するようにはなっていますが、それでも、出し入れ時などに傷を付けてしまうことは、少ないとはいえず、その結果、一枚しかない CD を視聴不能におとしめてしまうことも、ままありました。このため、購入した CD の中でも、車内で聴くものについては、CD-R に焼き直すことにしていました。
CD-R を焼くときに、二つのドライブを使う場合と一つのドライブでまかなう場合の二つがありますが、抜き取りと書き込みを同時に行える２ドライブの方が、必要とする時間も短いため、楽といえます。そこで、ソース側に TP570標準添付の LG を使って、Copy を行うことにしたところ、ライティングソフトである B's Recorder GOLD がハングアップしてしまうのです。何度繰り返しても、ソース側での CD 認識でハングアップしてしまうのです。原因は全くわかりませんでした。
元々 CD-ROM ドライブのすべてが CD-DA を抜きとりできるわけではありませんでした。最初は SCSI CD-ROM ドライブに搭載され、その後 ATAPI CD-ROM ドライブで徐々に搭載され、現在はかなりのドライブがサポートしていると思われます。もちろん、TP570 純正 CD-ROM ドライブがサポートされているとは限らないので、できなくても不思議ではないのですが、現在販売されている製品でできない場合があるとは夢にも思わず、コピーガードでも働いているのではないか、とさえ感じていました。
ふと思い立って、CRWP のみで複製を実行してみたところ、あっさりと作業が進むではありませんか！シングルドライブでは問題なく、ダブルドライブになると問題がある、というよりは、ソースとして LG CD-ROM ドライブを使用すると、ハングアップするようです。これには絶句してしまいました。まあ、標準コマンドに含まれるものではないため、サポートされていないからといって、文句はいえないのですが。
そんなタイミングのところに、一報が入りました。なんでも、若松通商で TP570 や TP600 などのウルトラベイ用デバイスが、在庫一斉販売になっているという話で、中でも、IBM 純正 DVD-ROM ドライブがなんと 9,800円で販売されている、というでした。IBM 純正 DVD-ROM はかつて購入を熱望していたものの、その値段の高額さ（60,000円）に対して、夢と消えてしまったものであり、ベゼルの移植が不要ということからも、望むべきドライブと言えました。もちろん、即手配をかけ、現在無事入手できました。やはり面一であう純正ドライブは、TP570 の利便性をより高めてくれるものであり、非常に満足できる買い物であったといえます
Last Update iｓ 2001/11/18