KNOPPIX 7.6 の導入

本家版で日本語表示が可能


KNOPPIX 日本語版はない?

 KNOPPIX をこのサイトでも紹介しています。当時は 2004 でしたので、KNOPPIX 3.3 ベースでした。さらには、日本語化を産総研がおこなっていたのですが、時代の流れとともに、2016年現在では KNOPPIX 7.6.0 が登場し、さらには産総研による日本語化作業が中止となっていることから、フォロー対応を兼ねて、現在の KNOPPIX 7.6.0 を導入するまでの流れを示しています。

 誤解のないようにいえば、産総研による日本語化は中止になりましたが、本家版で日本語表示がサポートされていますので、そういう意味では KNOPPIX を使う上では、特に問題はありません。メインの OS として使ったわけではないですが、ディスクユーティリティとしては、今も有益なことには違いないので、Windows ユーザーでも、入手して、使い方を知っておくと便利です。

KNOPPIX 7.6 の導入

 日本語版はないということで、本家版をもってくることになります。基本的にドイツの方が開発しているので、Web ページがドイツ語になっているので、ちょっと戸惑いますが、なんとなく感覚的にわかるものとなっています。

 Web ページをスクロールし DownLoad ボタンにカーソルを合わせます。

 KNOPPIX のミラーサイト一覧となります。一覧をみると、日本国内のミラーは見つかりません。

 とりあえず、一番下のアメリカのミラーを使うことにします。

 ミラーを選択すると、KNOPPIX のページが開きます。もちろん、ドイツ語なので、正直ここで腰が砕けます。

 右下の Akzentienren を選ぶと、ようやくミラーツリーが表示されます。

 ファイル名の末尾で各種言語対応がわかります。もちろん、JP はありませんので、EN のついたものを選びます。

 ファイルのリンクをクリックして少し待つと、ダウンロードのウインドウが開きます。DVD サイズなので、空き容量が 10GB 程度必要です。

 ダウンロードしたものは DVD のイメージファイルと呼ばれるものです。後は DVD-R に焼くか、USB メモリに書き込みます。このとき、普通のファイルとして書き込むことが重要です。書き込んだ後に、DVD-R または USB メモリを開いたときに、大きな ISO ファイル一つが見えている状態では、イメージファイルとしてではなく、単にファイルとして書き込んでしまっているので、起動可能なメディアにはなっていません。

 正しく書き込めていれば、このようなファイルが見えます。ここまで準備ができれば、作った DVDーR か USB メモリから起動させれば、KNOPPIX が起動します。


Last Update is 2016/01/31. CopyRights Tazoe Kazuya 2016.