TYPO ってなに?

 ファイルの中身を表示しようとして、typo sample.txt と入力し、「コマンド又はファイル名が違います」とうメッセージが表示された経験は、おそらく MS-DOS を使ってきた方であれば、一度は経験されていると思います。このように、コマンド等の入力で、一文字程度の入力間違いをすることを「TYPO」と呼びます。実際に TYPE コマンドを TYPO と入力することはないでしょうが、オプションの l(小文字のエル) と 1(数字のいち)は、フォントによっては区別ができないことがあるので、注意が必要ですね。

 Linux のシェルは、コマンド補完機能を有しているので、数文字入力後に、TAB キーを押して、シェルにコマンド名補完をさせることで、TYPO することを減らすことが出来ます。完全なコマンド名がわからないときにも、このコマンド名補完機能は有効に働きます。

 余談ではありますが、Windows のフォントでは、半角と全角を区別しにくくさせていて、非常に不快です。Word で文字がきちんと並ばない、Excel で関数が実行できない、などの質問を受けてみてみると、かなりの数で、この全角と半角を間違っている事例が見受けられます。なぜそのようにしているのか、私には理解できませんが、これはソフト側で対応するのではなく、ユーザーをきちんと教育すべきだと思うのですが、このような考え方は少数派なのでしょうか?